その言葉を素直に受け止められないのです
ある日、ネット上である方が私の絵をこう言った。
「雪風の絵は色の使い方が好き、絵が好きなのが伝わってくる」
と。
この言葉を正直、信じられない私がいる。
その方は素敵な絵を描く方だった。
私よりも素敵で、かっこよくて。
だけどその方は自分の絵を卑下するようなことばかり書いている。
「私にこんな絵描けないのに、なんで否定するようなことばっかり言うの」
モヤモヤした。
おまけに、素直に「素敵だ」と思ったから絵を評価しても、
否定するようなことを言われたことがある。
あまり気分が良くありませんでした。
彼女曰く、自分は画力がなくて描きたいものをうまく描けないいらだちがあるという。
私もそういう気持ちはある。
けれど私から見たら、全然画力もあるし描けてると思うんだけどなぁ…
そのときに言われたのが冒頭の言葉。
素直に受け取れない私がいる。
「『色の使い方が好き』って何なの。
『お前の絵は色の使い方しかいいところがない』って言いたいのか」
と思ってしまった。
わかってるんです。
私の絵が誰よりも下手で、うまくなくて、何もないことぐらい。
この世に私より下手な人いるの?ってぐらい。
それからもこの言葉を見るたびに嫌な気分になる自分がいた。
「ホントはそんなこと思ってないくせに」
「私のことなんか、陰で馬鹿にして笑ってるくせに」
そんな陰鬱な気分が消えなかった。
今でもあの言葉を見ると苦しい。
私は、あの言葉をどう受け取ればいいのだろうか。
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