ツッコミどころ満載
「MARΩ(メルオメガ)」という漫画があります。
こないだ書いた「MAR(メル)」の続編に当たる作品です。
異世界・メルヘヴンに住む少年・カイが自らの故郷を取り返すため戦う物語。
そのカイの仲間に「インガ」というキャラがいます。
祖先が起こした不祥事により一族で迫害を受け、他人に心を開かないキャラ。
何ですが彼が…ツッコミどころ満載。
一例を挙げると、
1.自分がヒロインとともに囚われた際、助けに来てくれたカイをいきなり殴りつける。
→カイが危険な地帯にわざわざ足を運んだことが気にくわなかったようですが、何も殴らなくても…
その後に「なぜ戻ってきたんだ!」などとカイを責め立てていましたが、殴る必要あったのかなあ…
しかもカイは「魔力を使い果たして立っているのもやっと」な状態だったのに…
だがその前に心を通わせた少女を失っているカイは「みんなをあきらめられるわけない!」と叫びました。
その叫びを受けたインガはちゃんと「ありがとう」と。それなんてツンデレ…
2.カイが人魚のペットに食われた際、人魚を脅してカイを助ける方法を聞き出す。
→ある目的のために、人魚に住む島に出向いた一同。そこで敵の男と交戦。
しかしその際に、巨大な化け物となった人魚のペットに男とカイが食われてしまいます!
インガたちはカイを救うべく、その方法を人魚に聞き出すのですが……インガは武器の大鎌を人魚に突きつけ
「言えよ!カイを救い出す方法が何かあるだろ!?」「お前のペットを殺したってかまわないんだぞ」と……
それ、ただの脅しだよ!!しかもいきなり「言えよ!」って何を言えと言うんだよ!?
3.2のシーンのあと、不躾な態度を人魚に嫌われるがそれを「どうせ嫌われ者の末裔だ」と開き直る
→…そんな不遜な態度で物を尋ねるものだから人魚に嫌われてしまうインガ。「あんたみたいなの嫌い。素直に言えば?」と。
するとインガは「そうさ!どうせ僕は嫌われ者の末裔だ!」と。違う、そうじゃない。
人魚が嫌いって言ったのはあんたが嫌われ者の末裔だからじゃなくて、あんたの態度ですよ。
そのあとインガはカイに対する「助けたい」という思いを吐露し、それを承諾した人魚の力を借りてカイを助けたのですが…
4.敵を助けたカイに対して「だけど予想してたよカイ」とわざわざ報告。
→敵の男は親玉によって用済みと見なされて見捨てられ、瀕死の重傷を負ってしまいます。
するとカイはその男のけがを新たな力を使って癒やしました。
1でも書いた「心を通わせた少女を失った件」から「もう誰も死なせたくない!」と決意したが故の行動でした。
するとそれを見たインガは…
「まったく…いよいよ敵まで助けてしまうとはな… …だけど予想してたよカイ!」
だ か ら な ん だ 。
「あの人ならこうするだろうな」って想像することは多々ありますが、それをわざわざこっちに報告されてもねえ?
困っちゃうよ。
PR
Leave a Reply