それなんて恋する乙女……
突然ですが、エラムちゃんは料理上手です。
とてもおいしい料理を作ることの出来る子です。
殿下からも腕前を誉められています。
ところで、彼が料理上手になった「きっかけ」があるんですよね…
単行本4巻と「風塵乱舞」のDVD・ブルーレイ2巻に入っている「ミニ朗読劇 第2章」
で語られているんですが……
――彼と両親が奴隷だった頃、食事時にナルサス様がやってきました。
狩りでお腹が減っていたので、エラムの作った食事を「一つくれ」と。
こんな粗末な物を食べていただくわけには、と焦る奴隷達でしたが、
一口食べてエラムの料理を大絶賛!
エラムが作ったことを知ると、彼の腕前を絶賛しました。
さらには奴隷達の名前もちゃんと覚えていてくれた…
「みんな名前のある一人の人間」として。
……こういった出来事がありました。
そしてその出来事を殿下に語った後、エラムはこう言いました。
「ナルサス様に誉められたのがとても嬉しくて腕を磨きました」
(゜Д゜)
おま……尊敬する人に誉められたのが嬉しくて腕を磨いたって…
どこの恋する乙女だ―――――――っ!?(゜Д゜;)
お前、どれだけナルサス様好きなんだー!?
もうそれ尊敬を通り越して恋してるレベルだよ!!
まるで「好きな男性に『料理うまいね』って言われたから料理を頑張った女の子」みたいだよ!!
でも……可愛いよ!!
そんな可愛い理由で料理頑張ったなんて!!
でも誉められると頑張りたくなる気持ちはわかるよ!
こういった可愛い部分もエラムの魅力ですよね
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